戦友に格上げ

戦友になることがめでたい話のこともある。
“  がここは違う ”



命懸けで敵と戦わざるを得ない一兵卒になったという残酷な話である。諜報戦というおしゃれな要素もなく流れ弾に当たっていきたえるかも知れない最前線に近い。親友がお互いに本気な親友に格上げとなった。戦う敵は共通ではない。だが、こちらに殺意を剥き出しにして向かってくるという存在であることには違いはない。やるかやられるか、なのだ。お互いに参謀も雇い武器も揃え、戦う準備はしているが、結果はある程度予想が立っている。はっきりしているのは、全面的な勝利を達成することはほぼ不可能である、という事実だ。現代医学の限界はまだ打ち破られてはいない。相互訪問し、たっぷり飲みながらオーディオ談義をくりかしてきた。まずは泡で乾杯、そして、白赤。カクテル、ウィスキー、と途中からオーディオの話は肴以下のおまけである。彼が、ブログで語っているように実はアルコール耐性が低い『酒には弱い』体質だったとは、10年ほど前に気づいた。わたしは自分がわからなくなるまで飲めないが彼は飲めた。言い方を帰ると、酒で自己を破壊されるところまで行ってしまう、のだ。午前3時の病室にはウェットな静寂が自分は親友より実はアルコール耐性が高かったとは驚きだった。いくら飲んでも自分を失わず、先に肝臓が割れた。今、肝臓は全く健全な状態ではないもののこれといった問題はない。ただし、爆弾💣は抱え込んでいる。今後の治療でステロイドが多用されたときが恐ろしい。

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