印象批評(2)

 ブリティッシュ・サウンド

“ という印象 ”

 「写真はイメージです」というおかしな表現……

 あえて、余計な言葉による説明はいらない。


 この美しさに『解説』は無用だ。そもそも、文字化された音は『印象』の枠の外には出られない。精神を格納する健全な肉体という容器にヒビが入って、不安定に揺らいでいる。とても自分自身の存在を素直に受け止めて何かを語れる状況にはない。
 こんな自分だが、もちろん否定はしたくない。かといって、全面的に素直に肯定することも難しい。
 親友からは、達観している強さが感じられて励まされる。生きる意味、人生の意味、そんなことをごく普通に考えていたことが嘘のようだ。結局は何も見えてはいなかったようだ。
 近いようで、実は一番遠いところにいるのが自分、というものなのだろう。    

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