PIONEER S955

親友宅で圧倒された

リボンツイター特有の世界


 彼がニューヨークに転勤になった時の、広い部屋で朗々と鳴っていたサウンドは残念ながら聴き逃している。
 今、目の前で鳴っているのはS955の、さらっとした繊細感とシャープな解像力を両立させた世界の再現なのだと思う。このユニット構成──なんと言ってもPT-R7というリボンツイター。そして、複雑な構造を持つスコーカーだ。
 あの音、耳にこびりついたサウンド、お互いによくぞここまで似たような音を追い求めてきたな、と苦笑してしまう。


 中高域の質感、ニュアンスはS955のイメージなのだ。

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