JAGUAR Xj X350 の頃〈ヘルス情報−1〉

 4年前に手放したが……

走行中のMAZDA3に遭遇して ”

 世の中は『コロナ騒動』で翻弄されていた。医療の最前線に立たされていたが、自分なりに集めていた情報は目の前の現実とは違っていた。国の方針も、病院の対応もおかしい、と思っていた。矛盾だらけの現実に包囲されて息苦しかった。何もかもが嘘に思えていた。

内的に大きく揺れた4年

 自分が得た情報と、テレビが報じている内容の乖離の大きさに疲れた。そんな時に出逢ったMAZDA3は衝撃的だった。帰宅途中、走行している時に発見した。衝撃的な美しさだった。家には帰らず、MAZDAの営業所をスマホで検索し一番近いショールームに向かった。

 こうして振り返ると、Jaguar  Xj X350 は伝統的なデザインを濃厚に継承していた。アキレス腱だったZF製のオートマが際どい状態だった。BMWの7シリーズに搭載されていたものと同じトルコンだ。納車されたMAZDA3に嬉々としていられたのは2ヶ月ほどで、コロナの悲惨な毎日が続いた。

 やがて『ワクチン』を巡る問題において医療人としてのリテラシーが極限まで問われ、精神的に追い詰められた。

 メンタルなストレスは絶大で、神経がすり潰され酒量もどんどん増えていった。

 この頃から、水面下で副腎皮質機能低下症が始まっていたようだ。気力の低下、鬱傾向も出てきた。

 気分転換の犠牲になったのがこのXj350だったのかもしれない。トルコンの不調に悩まされた、という言い訳とMAZDA3の美しさに負けたという筋書きに落ち着いたわけだ。ウィークポイントの一つ、猫足を支えたエアサスは堅調だったにも関わらず……


 転居と車の入れ替えで気分が改善したのか、といえばノーだ。夕方から夜間にかけて出現し始めた頭皮、顔面の痒みから始めて何かの異常が体の内部で勃発したのでは、と疑うきっかけになった。巨大総合病院の65歳定年を迎え、条件の悪い非常勤となることはせずに仕事はキツくなっても好条件の医療施設への転職を決めた。

 しかし、起床時のだるさ、頭痛、退勤時間前後の激しい疲労感がゆっくりと増していった。気力の減退、イライラ感の増大、自制心の減弱……

 まったくネガティブな変化ばかりが続いた。ALTEC#9845のマルチアンプシステムを中止し、MAGNEPANを導入したのもこの頃だった。

 転職が決まったものの、体調不良はさらに悪化。外来が忙しすぎる、ということでのに原因を求めた。血圧も上がってきた。暇な病院に移りたい……

 まさか、と思い慢性副腎疲労を疑いつつ、迅速ACTH負荷テストで副腎機能のチェックをしてみた。


副腎から分泌されるコルチゾールの絶対的不足

 なんと、副腎皮質機能低下症になっていたのだ……



コメント