リーキーガット症候群〈ヘルス情報−2〉

  知らずにいた現実

“ これはかなりまずい現象 ”

 リーキーガット──腸漏れ症候群とは、まさに言葉の通りで、腸の壁に炎症が起き、漫画的に言えば、細かな穴が空いて中味が漏れ出てしまう現象のことだ。炎症が起きると脳下垂体前葉からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が分泌される。これによって副腎からコルチゾールが分泌される。腸で炎症が起きる原因になるのは小麦に含まれる〈グルテン》、乳製品の〈カゼイン》、食品添加物、農薬、残留放射性物質など多岐にわたる。

コルチゾールを出せ、という指令が……

 出続けると、副腎がオーバーワークになってくる。コルチゾールは自分の体で作られるステロイドだ。体内で起きる炎症を抑える仕事をしている。

 コルチゾールの分泌が悪くなること=炎症を抑えるパワーが減ってあちこちで炎症がくすぶり始める。

 ほとんどすべての病気は炎症からスタートするという現実をしっかりと見据えておかねば……


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