原点-1

 JBL E130 & 2405

 この、米松合板大型折り曲げプレーンバッフルに装着した JBL E130 + 2405 のサウンドが自分にとっての原点、リファレンスであるように思える。

 なんと、この時は一切のイコライザーが不要だった。スーパーウーファーは併用していたが、幸運な偶然が重なってイコライザーによる補正の必要性を感じなかった。2001年の一コマだ。この部屋で、あの9.11の映像を映画の予告だと勘違いしてみていた。

 当初は、このサイズの箱に入れていた。それでも、生々しい生命感のあるライブサウンドを楽しませてくれていた。当時のオーディオ仲間もギョッとするようなリアルな響きだった。

  もう少し大きな箱に入れやりたいな、と思いラフトクラフトさんに依頼して、容積300リッター超のバスレフ箱を設計していただいた。

 ユニットが新品でエッジが固く、期待したような低音は出なかった。エージングが必要だった。それも、大音量での。

【 続く 】




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