続)イコライザー研究

 暴走しないグリモー




 暴走しないグリモーのクールに沸騰する演奏を音楽として再現する。オーディオ的な瞬間の音の純度やら解像度は優先順位を落とす。あくまでも音楽としてリアリティが最優先だ。個人的にはミクロ的なオーディオの音の純度より、音楽に没入できる響きの方を優先したい。音楽が音楽らしく鳴り響き、時に慟哭の激しい感動を引き出してほしい、音楽そのものに無抵抗に引き摺り込まれたい、そんな瞬間、ノイジーな歪や雑味は、自分にとって最大のお邪魔虫となる。というわけで……

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