SOUND CONTROL-6/まさかのGEQ2段重ね!

 イコライザー研究(6) 

1台でもアレルギー、を2台⁉︎/マニア卒倒の構成


 わおっ……    エントリークラスのGEQの2段重ね、ダブル使用だ。まあ、プロの現場では『異様な光景』ではない日常的な眺めなのだが、オーディオ・マニアが見たら卒倒しそうな風景だ。

「こんなことしていいんですかね?」と訊かれる。頭で考えないで音を聴いてからね、と申し上げても『聴くポイント』のピントがずれているとGEQを入れると音が曇る、歪むとか……    もう、そう思う方々を説得するする気力はない。💉を打ちたい、という方は自己責任で。別のドクターにお願いしているのと同じか。

 理解できない人はもうどうでもいい、と思っている。お好きにどうぞ。イコライザーの研究は、これから話が複雑でどんどん難しくなっていく予定だ。もうついてきて下さる方だけでいいと思っている。一緒に考えながら試行錯誤して、少しでも理想の音楽再生に近づいていただければもうそれでいい。


 エントリーモデルで構成したこの組み合わせでも、ハイエンドアンプでただ鳴らしただけの音を遥かに超える『音楽』が目の前の展開する。そう判断できるのは聴き手の耳、心、頭にかかっている。それが結論だ。この配線を見ただけでクソだと思われた方はもうけっこう。

 現状のサウンドはシルキーで、サラサラした耳に優しい自然な響きで、オーディオ的な神がかったデフォルメは期待できない。

 誤解がないように明言しておきたいのは、machinist こと町田さんのシステムで聴けるモノラル録音のジャズはギミックではない。あれは本物だ。小手先の誤魔化しでは絶対に達成できない執念の帰結。我が家では逆立ちしても再生不可能。あの分厚く濃厚で澄み切ったサウンドは無理。挑戦する気すら起きない。それは構成を見ていただければ一目瞭然。ああでなければ……    我が家の構成でどう誤魔化す? 捏造になってしまうが、挑戦してみるかなぁ…… いや、やめておこう。

 




コメント