変革の時−②
嘘に囲まれた世界
この本は、素晴らしかった。読んでいて納得できるところが多かった。世界中で起こっていることの見えすいたシナリオが読めるようになると、確かにまったく動じなくなる鈍感さの分厚い膜に包まれた感じで、感情の起伏まで平坦になってくるようだ。アレの副反応、後遺症を治癒させることはほぼ不可能で、体内でくすぶり続ける炎症とずっと付き合っていかねばならない。不治の膠原病と似ている。恐ろしい無力感に襲われる。すべて、我々の理解の及ばないところで決まった歴史のシナリオとして進められていくのだ。
我々にできることは距離をおいて眺めるだけだ。傍観という言葉の響きは美しくないが、他に選択肢はない。
現実を冷静に見つめる、あるがままの自分を受け入れることが今こそもとめられているのかもしれない。
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