JBL4343

 ウーファーを切り離す


 スピーカー・マネージメント・システムを使いウーファーに送り込む信号の特性を決める。これでウーファーはパワー・アンプ直結となりビルトインネットワークがパスされる。メーカー指定(推薦)のJBL 4343の使用法だ。

 ウーファーからの高域の漏れがバッサリカットされ音場がグッとクリアになる。なんと言ってもパワーアンプがダイレクトにドライブしているこの差は想像以上だった。アンプはCROWN D45。上3つの帯域のビルトイン・ネットワークが切り離され低域信号の干渉を受けないと言うだけで、聴感上のS/Nが向上し、雑味成分が激減する。160Hzから上を−24dB/octでとりあえずカットしただけでウーファーにはイコライザーも入れていない。タイトでクイック、必要に応じてグッとヘヴィな重量感のある美しい低音が得られた。面倒がらず、もっと早く実行すべきだった。

 と言うことは、やはり完全な4Wayマルチアンプドライブへの挑戦は必ずやり遂げねば、と思えた。

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