アルニコのテイスト

 個人的な感想は……



 カクテルを楽しむ時に、グラスのふちにちょっぴり塩を。つけ過ぎはいけませんが、まあそこは好みの問題。

 これまでいろいろ聴いたJBL、マグネットもいろいろだった。システムの場合はトータル(ネットワークのパーツなど)でサウンドコントロールしているはずで、ユニット単体での比較ではない。が、───オール・アルニコの4343のテイストを誇張して、大袈裟にいうと、ビタースイートで、かすかにソルティ、と感じる。アルニコ系以外のJBLでは、ビターとかソルティといった記憶はないかな……    いや、直接聴き比べてみないと断言はできない、そんなレベル。

 鳴らし方次第だと思うが、湿度は低めで涼しさを感じる。とはいえ、暖かい響きまで冷たくしてしまうようなことはないので、たとえば4343なら、デザインがもつ視覚イメージのインパクトにかなり影響されるのではないか、とも思う。ブラインドで比較したらわからないかもしれない。

 デリケートな音色差をもたらす要因はたくさんあるので、同じ条件下での直接比較でないとわからないかもしれない。

 ワインのテイスティングみたなものか……

 そういう比較も、まあ、楽しいかもしれないが3年に一度くらいでいい。普段は、美味しく飲める工夫をしてハッピーな時間を過ごした方がいい。

 比較をするのではなく、味わいの違いを楽しめるように工夫する。ワインなら、一番そのワインが美味しくなるようなグラスとおつまみを合わせる、みたいな。ここは、親友がプロなので教わった話の受け売りだがグラスの違いは想像以上に大きい。テイスティンググラスは粗探し用だそうで、たしかに、まあ、それなりのワインはそれなり(以下になることも……)、でお値段以上にしてくれる、大きめのボルドーグラスなんかがいい、と思っている。安いスパークリングですら、お値段以上に変身させてくれる。




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