JBL4343

心情的4343考-1


 何をいまさらの4343である。が、これは、ごく個人的な思いの中で言えば、ついに果たせなかった約束をやっと完結できたような、とりこぼした人生の恥を、ついに払拭できた安堵に浸っているところだ。
 このJBL4343を無償で譲ってくださったのは、わたしの糖尿病の患者さんの1人で、オーディオ愛好家でもあったU氏である。前医の無責任な治療でひどい状態であった氏を完治に近いところまで持っていったある日、先生は、あの早瀬さんでしょ? と言われ焦った。えっ……どうして? 
 ずっとブログを拝見してましたからね、ということであった。別にお礼というわけではありませんがね、うちにJBL4343があるんです。もうメインではないんですが……    よかったら、先生に鳴らしてもらってですね、その音を聴いてみたいんですが、ご迷惑でなければ……
 という経緯で、U氏が新品を米軍のマーケットで購入され、ずっと大切にされてきた4343をいただくことになったのだ。
 まさかの出来事で驚いたが、人生こんなこともあるのかと受け入れた。
 U氏をお迎えして蘇った4343のサウンドを聴きながら楽しい時を過ごしたいと思っている。







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