スーパーウーファー

 1年半ぶりに……


 パット・メセニーの録音にはシンセかもしれないが重低音の爽快なブーミングがちゃんと入っている。30年前の録音でさえ。リスニングポイントを、部屋で『一番下まで伸びている場所』になんとか移動させることができた、その頃から、ありゃ、こんな音まで入ってる! と驚きつつ、MAGNEPAN本体にはこの最低域の信号は入れず、スーパーウーファーをかすかに鳴らせば……    という以前のやり方に再挑戦してみることに。やめた理由は、超低域の唸りだけが上の階に漏れることが判ったからだ(ただし、大音量時)。


 スーパーウーファー内蔵のアンプ、デバイダーはタイムラグの原因になるのでパスし、外付けのスピーカーマネージメントシステムとパワーアンプの構成に変更した。

 久しぶりに電源を入れた t.c.electronic (DENMARK)のSPマネージメントムの内蔵バッテリーがダメになっているようで、要交換。まあ10年酷使したし、ここ1年以上通電していなかったのだから仕方ない。

 とりあえず、手持ちのデジタルSPマネージメントシステムかアナログのチャンネルデバイダーを活用してみることにした。


MCD350に、S/PDIFの出力があるので、ここからBHERINGERのキャノン端子にインピーダンスマッチングをとった上で接続するのが、まあ手っ取り早いか。




 手前にあるシルバーの丸いのは t.c.electronic 製のアッテネーターで、スーパーウーファーのボリュームコントロールとして使っている。

 以前に、セットした設定が残っていたので、あっという間に音出し。すぐに重低音のブーミングのパートとなり“あはははは”と笑ってしまった。やっぱり、この帯域はスーパーウーファーの独壇場。置き場所もこの部屋で最も下まで伸びる場所を懸命に探した結果発見した。音量に注意して、この蠱惑の重低音を楽しもう。

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