2022

 Jan 01 04:06 am


 オード、ピアノ、アコーディオンというトリオ。早朝のというよりはまだ深夜の余韻が濃厚な時間だが、圧倒的な静寂に染みわたっていく響に意識の浮遊粉塵まですっかり吸い取られてしまう。
 今はまるで戦時下と同じで、世界が欲望に翻弄され狂奔した後始末を強いられ、爛れた皮膚や腐肉を削ぎ落とすオペレーションが進められている。長いトンネルの出口はもう見えている。


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