Michel Sanchez 1995

 DEEP FORESTのメンバー



 エスニックなテイストが薄まったヨーロピアン、インスト・ミュージックに昇華。旋律の美しさ、透明感だけでなく強烈なエネルギー感を持ったオーディオ的なスリルも満点な世界。

 哀愁溢れる雰囲気にNew Age風の洗練、さらにはクラシカルなシンセサイザーが醸し出すシンフォニックで重厚なサウンドも素晴らしい。パーカッション類の叩きつけるパルシブな立ち上がりは爽快。とても1995年の作品とは思えない。ハイエンド・コンシュマー・スピーカーシステムのように、ビルトイン・ネットワークで複雑怪奇な補正をかけていないので、このトランジェントのいい、くっきりして鮮度感の高いライブなサウンドが得られるのだろう。


 ウーファーを除く上三つがホーン型というユニット構成が、アタックオンの衝撃感の表現の源。マッシブなバスドラの切れもコントロール次第で綺麗に決まる。こうなると、どうしてもT500AⅢが欲しくなるのが人情……







。。。。。。

コメント