試行錯誤

 迷いに迷って…… 


 扱う話題がデリケートなため、ダメ出しをくらうことも多々あった。しかも、想定していたグループからはノークレームで、予想外のところから注意された。驚いた。理由をよく考えてみて、コツンと真実に突き当たった。味方だと思っていた陣営が敵で、敵だと思っていた組織が味方だった……    守秘義務契約書にサインした上で聞いた事実以外のことであれば、個人の分析と推測、思い込みや妄想、直感の連鎖から突然真実にたどり着いた結果を書くことは許される。その代わり、禁忌にはかすることも許されない。一般にはタブーだと思われていたことが、十年以上前に出版された有名な陰謀論ジャーナリストの著作に記述されていたりする。そうなんだ、ここまでは言っていいのか……    となる。読者の皆さんにお願いしたいのは、もしあなたが世界を支配する立場にいたらどう考えるか、という視点を常にキープしていただきたい、ということだ。

 決して、被害者意識にまみれた庶民的な、あるいはルサンチマンに囚われた発想で固まって欲しくないのだ。

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