どうせなら 2

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 納期、約1ヶ月。さすがにこのクラスのパーツを使うのは初めてなので楽しみだ。ツイーターに入る信号の低域をカットする目的での使用では、コンデンサーの個性が色濃く投影される。1個しか使わないせいだろうか。びっくりするほどブランドの個性が強烈に乗ってくる。スピーカー・ケーブルの差異とは桁が違う。まったく性格の異なる別人のような変貌をとげる。明るく爽やかな人から、ネクラの偏屈な爺さんみたいな音になることも、これまであじわってきた。

 部品点数の多いクロスオーバー・ネットワークの場合、パーツの個性が相殺されて普及価格帯のパーツで組んだ場合と比較したときに、あれ? と思惑が外れることがある。これは、回路が複雑になり実装技術の差まで加わってくるためだ。

 パーツ1個という使い方でこそ、パーツのすべてがあからさまに試されるので、違いが分かりやすくて楽しいのだ。

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