ゆったりしたMAGNEPANから

 激辛モニターサウンドへ


 ふんわりした優しいサウンドを朝からBGMで流していた。ほどほどの音量でも、何しろダイアフラムの面積が広く、この高さがあるので部屋全体に音楽が染みわたる快感を堪能できる。


 このアルバムを途中までかけたところでシステムチェンジ。


 スタジオモニター的な大音量で。音像ににじりよって、細部まで検聴するといったアプローチ。複雑な電子音の重なりにヴォーカルが重畳、それでも歪なくクリアーで、圧巻のS/N。ディテールをとことん追尾できる解像度の高さは画素数の高さ+明るい高解像度レンズを組み合わせたイメージ。至近距離から放射される音のエネルギーは浸透力が減衰していないので、レーザービームで全身をスキャンされているようだ。頭の位置と傾きを微調整することで大音量にもかかわらず繊細でクリーミーな、【叩きつけるような柔らかさ】という二律背反のゾクゾクする世界が味わえる。

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