名盤、再発見

 飽きるほど聴いたCDが……


 核になるツイン・フルレンジ+リボンツイーター+スーパーウーファーで、大型システム同様のスケール感、エネルギー感が(ニアフィールドで聴けば)得られるようになった。
 ローエンドまでのび、ディープバスのブーミングがリスニングポイントではっきり聴き取れる。高域の繊細感、中域の解像度、エネルギー感、ダイレクトな音離れの良さ、歪感極小、つまりビルトイン・ネットワークレスの美点が存分に発揮された結果だ。レンジの拡大、S/N感も向上したようだ。


 ピアノやフリューゲルホーンの響きが際立つこのアルバム、とても1987年の録音とは思えない。