これも面白い

 


 リンクを貼っているので飛んで読んでみて下さい。音楽によってツイーターを使い分けるというのは多分楽しいことだと思います。ちょっと面倒だけど……    ECM系で、パーカッションの煌めきをデフォルメしたい時の、ドヤ顔サウンドが聴きたければ我が家ではFOSTEX。まぁ、とにかく凄い。ポルシェ・ターボって感じ。現在JBL#2405は手元にないものの、私のオーディオ歴の80%近い時間、#2405と過ごしてきたので、サウンドは耳たこ。完全に中毒、依存症になっていたので、ある時期#2405なしでは物足りなかった。他のユニットでは塩分もスパイスも圧倒的に足りない! カレーを食べにいくと、よく10倍にしてください、とかオーダーしている人がいる。その心境よくわかる。

 激辛に耳が馴染んでしまうともう普通のカレーはあんなもんお子ちゃまが食べるもんじゃない? ってことに。#2405の輪郭の表現、エッジ感が独特の風味をもたらす、と思ってきた。それは、他のユニットでは絶対に出ない、と。実際、#2405の音はあれしか出ない。

 年齢と共に食べ物の嗜好が変わるように、サウンドの嗜好も知らないうちに変わっていた。若い時のように食べ歩きもしなくなった(🦠の前から)。酒も、いろいろ飲み比べ、をしなくなった。何もかもが定番に収斂しつつある。逆に、音楽はいろいろ聴くようになった。ECMでも買ってから数回しか聴いていなかったCDに手が伸びることが増えた。小説もつまらん、と感じて挫折した作品が、今読み返すととんでもなく深い、と感じたりする。売ってしまって後悔で、中古で買い戻す、という無駄を実践中だ。その逆もあり、かつて入れ込んでいた作品が今読むと薄っぺらでつまらない、と感じることもある。

 オーディオは現在の構成になってから、昔の名演奏をよく聴くようになった。これは大きな誤算、発見、驚きである。

#2405が我が家からいなくなってかれこれ8〜9年になる。禁断症状が出ることはなかった。極上の出物を発見してもスルーしてきた。077を使っていた時期もあったのだが買い直す予定はない。つまり、老人になるちょっと前から嗜好が変わったようなのだ。

 変なジンクスがあって、JBLをメインで使っている評論家は長生きできない、と言われてきた。実際、まさにその通りだった。JBLをメインの座から下ろして長生きされた方もいらっしゃる。が、ユニットの一部にJBLが残っていたせいで……    などと思うのはくだらない邪推にすぎない。単なる偶然。(写真は077)



 #2405はちょっと根暗だが、思索的で強靭な肉体を持った30〜40代の女性🤼‍♀️。対等に付き合うのは今のわたしには心身ともにほぼ不可能。ストレス解消の気晴らしに2ヶ月に一回くらいならなんとか😓。



 FOSTEX は、22〜26歳くらいの陽気で明るい健康的アスリート美女。体脂肪極少🏃‍♀️。屈託がなく細いことを言わない感じでいいが、一緒に暮らすのはちょっとしんどいか…… 🤔。

 FOUNTEK のリボンツイーターは、心身ともに未完成の14〜16歳の美少女。恥じらい、というものがどっさり残っていて、ドヤ顔はしないしできない。ひょろっとした白い肌。化粧品が浸透した肌とは違う 🤷‍♀️。まあ、あどけない一人娘、いや孫娘みたいなもんで、こちらは父親かお爺ちゃんだ。一緒に暮らしても守ってやる保護者の立場なのでストレスフリー。どうやら音の嗜好はペドフィル化している😅。現実世界で生きる幼児性愛者は人間ではない。獣(ケダモノ)だ。猿やチンパンジーと同じであり、人間として生きる権利はない。

 というわけで、聴く側の肉体的な強度、精神的疲労度、寛容性、など複雑な要因で音の嗜好は変化するようだ。わたしがこのユニットと現在のシステムに心を奪われている理由は、概ねこんなところなのだ。

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