Apolloには

 やはりこれか


 2405のコンシュマー仕様、077。もうプレミアがついてしまって、極上品は高価……



 MAGNEPANを活かす道が見えてきてホッとしている。もちろんApolloも、ビンテージシステムだからといってカビ臭い音を出すつもりはさらさらない。複雑怪奇なビルトインネットワークの病んだ音しかしないハイエンドスピーカーとは異次元のサウンドを目指す。(ハイエンドでもシンプルなネットワークであればOK)

 MAGNEPANを普通に繋いでただ鳴らした時の問題は、中低域がバランス的に強すぎ、中域〜高域がエネルギー的に不足してしまう点だ。特に日本家屋では30〜40畳くらいあればそのままでいけるかもしれないが、それ以下の場合はなんらかのイコライザーで低域のかぶりを除去しない限り板状の粗大ゴミになってしまう。いや、これは全てのスピーカーについて言えることで、オーディオが廃れた最大の原因はここにある。メディア(記録媒体)の変化を追うしかお金を産まない悲惨な結果になっている。

 LPにせよCDにせよ、そこからいい音を出せないようではSACDもハイレゾもSR/PAのルールにのっとり粛々と鳴らしたナカミチ1000に負けるぞ、と言いたい。

 フェイクメディアが作り上げたオーディオ・マニアというScam&Fraud な世界を卒業して、そこそこのシステムでもお金の取れるレコード・コンサートが開催できるようなSR&PAの技術を学んだ方がいい。今やネットでの独学も可能なのだ。オーディオの、物を売るためのフェイク情報に惑わされないでいただきたい。


 偶然にも、こうしたセッティングに助けられてか、システムまで2.5mしかないので音圧感は十分で、背後の壁までも3m以上あるおかげで音場感もたっぷり。なんといっても低音が凄いことになって、サイズが信じられない状態、スーパーウーファーが鳴っているとしか思えない。縦長の空間での設置位置の関係で波長の長い低音がうまく、打ち消しあわず、いい感じで最低域にブースト効果がかかるようだ。


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