KURT SANDERLING / SIBELIUS
宇野功芳の解説!
1970年代で1枚2500円のLPは、今時の物価水準で考えたら、まあ贅沢品だ。ECMの最新盤が3000〜4000円というところだが、まあ妥当な価格ということなのだろう。
1976年、ベルリン・キリスト教会で録音されたクルト・ザンデルリンク指揮によるベルリン交響楽団の演奏。ドイツ・シャルプラッテンレコードの貴重な1枚。何しろ解説が、あの宇野功芳氏。読み応えたっぷりで、さすがと思わせるポイントをついた音楽・レコード評だ。
まるでブラームスのようなシベリウスになっている、と言われるがなるほど確かにと首肯させられる。ストイックで、飾り気のない素晴らしい世界で、まさにこれぞシベリウス。
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